3.5インチHDの大容量化が益々進み、増設が容易なことから外付け型SCSI-HDが主に使われています。
大容量(4GB)のMTBF(約800,000h・装置寿命5年)は大変長くはなりました。しかし、それはあくまで十分な冷却と安定した電源等の最適環境での使用が前提条件です。
ところが、一般市場で販売されている汎用ケースのほとんどがこれを満たせず、短期間(0.5〜1年)で故障する例が増えています。
その故障の原因は、通風流路の適正設計がなされていない、FAN(40mm)風量不足,メタル軸受タイプの安価な冷却FANの回転異常、停止などによってケース内部温度が上昇し、高温状態での使用による、電源、HDの損傷が挙げられます。又,FANが正常に回転していても電源そのもののPower不足で異常発熱を起こしたり,使われている部品の信頼性や寿命不足による故障も多々発生しています。また、AC電源の瞬停等、極端な電源変動などの原因でのディスククラッシュや、FileSystemの破損が発生することも希ではありません。
以上の様に、HD上のFileが壊れたり,修理不能(特に装置寿命以内で)に至るまでには、それなりの前兆と要因が有ります。そこでHDをより良く安全に御使用していただく為に、ドライブメーカーのドライブ仕様書を検討の上ディスクレスケースとして十分な電源仕様と、考えられる警報装置を搭載して誕生したのがNASSO-3です。
価格は、一般市場の汎用ケース(台湾製)に比べて高価ですが、この価格差は故障が起きて、大切なデーターが戻ってこない、最悪の事態を想定した時、ご理解して頂けることと思います。